ブランクのある看護師が復職をためらってしまう不安要素の1つに、看護師の仕事がブラックであるということがあげられます。

看護師の仕事がブラックと言われる理由は3つあります。
1つ目は、勤務体制が過酷すぎるということです。入院病棟があるような大きな病院に務める場合、日勤以外にも夜勤がある場合が多いのが現状です。この夜勤という勤務体制が看護師の仕事をブラックにしている大きな要因となっています。患者の容態が急変した際など、仮眠や休憩が取れずに一晩中働き続けることもあるので、相当ハードな環境で仕事をすることになるのです。

2つ目は、残業代が出ないということです。
看護師の仕事は仕事量が多いため、ほとんどの場合が残業になります。本来であれば残業した時間分はしっかりと対価が支払われるべきですが、看護師の職場によっては、サービス残業が当たり前と認知されているところもあります。そういった職場にあたってしまうと、いくら残業をしても残業手当がもらえないということになってしまうので注意が必要なのです。

そして3つ目は、パワーハラスメントが横行しているということです。
看護師の職場は閉鎖的な環境になりやすいということもあり、パワーハラスメントやいじめが横行しやすい傾向があります。ただでさえ看護師の仕事は連携が大切であるのに、仲間とギクシャクしていては仕事になりません。あまりにもひどいと、精神的に病んでしまい、再び看護師をやめざるを得ない状況に追いやられてしまうこともあるのです。

ブランクのある看護師の復職率を高めるためには、ブラックな職場環境をホワイトに変えることが大切だと言えるでしょう。